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ボルダリングカフェ「UN ROCHER」鹿角の新観光スポット!おひとり様でも気軽に!

2018.06.21

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鹿角の新観光スポットボルダリングカフェ「UN ROCHER」

気になるけど、入ってみる勇気がでない。そんな風に、何度かこのお店を通りすぎたことがあるんです。

ダイナミックな3Dウォールが設置されたボルダリングカフェ「アンロシェ」。インターからもほど近く、県内外からファンが訪れる話題のスポット。とはいえボルダリングの知識もなく、やや人見知りなわたしにとって、常連さんが多そうなアンロシェは少し敷居が高い存在でした。

こんなとき、「取材」というきっかけで行くことが出来るライターをしていて良かったなぁ、と感じます。ボルダリング初心者でも楽しめるのか?という調査もかねて、アンロシェさんにお邪魔してきました!

カフェだけの利用も◎きっとお気に入りのカフェになる

ボルダリングカフェ

ボルダリングとカフェスペースが扉で区切られているアンロシェは、それぞれが独立し、「カフェのみ」という楽しみ方もできる場所。

てっきりダーツバーのような「カフェのなかにボルダリング」をイメージしていた私ですが、ここなら落ち着いてコーヒーが飲める!と、お気に入りカフェの発見にうれしくなりました。カウンターでオーナーの伊藤しのぶさん(ご主人)・栞里さん(奥様)に話を訊いてみます。

東京で趣味のボルダリングを通じて出会ったおふたりは、いまのように流行するずっと前からボルダリングにのめり込んでいたそう。結婚後、お子さんの身体のことを考えしのぶさんの生まれ故郷である秋田県小坂町に移り住み、それから2年ほどで「アンロシェ」をオープン。

「お客さんが、地元ではない場所に来ているような、特別な雰囲気を感じられるように」と、もともとCGデザイナーのしのぶさんが内装をデザインした店内はどこか都会的です。

「コーヒーについては素人」と栞里さん。自分たちがおいしいと感じた「コトリウサギ(カフェ)」から仕入れている豆で挽いたコーヒーは、栞里さんの言うとおり「万人受け」するクセのなさ!

「ボルダリングは出来ないけど入ってみたい」という人も、ぜひ一度行ってみて。居心地が良くきっとお気に入りのカフェになりますよ。

伊藤夫妻からみた小坂・鹿角の魅力

夫妻からみた小坂・鹿角の魅力

栞里さんは「子どもが泣いてもみんな温かい。療育サポートなども充実していて子育てのしやすい町」と、ママさん視点での小坂町の魅力を伝えてくれます。

「東京以上に近い人との距離も窮屈には感じない」という栞里さんは東京の下町育ち。お客さんを緊張させない明るさは持ち前のようです。下町の良さを知りながらも、自然のなかで暮らす生活は栞里さんにとってひとつの憧れだったといいます。

地元Uターンとなったしのぶさんは「東京から戻ってきて初めて出来たつながりや出会いもうれしい」と大人になってからの新たな地元生活を楽しんでいらっしゃいます。

そしておふたりが目指すのはボルダリングに関係なく、「人がつながれる場所にしていきたい」ということ。「お客さん同士が仲良くなる」という話を聞くと、常連になる楽しさって奥深いんだろうなぁ、と感じます。

いざ、ボルダリング挑戦!初心者・おひとり様も始めやすいサポート

初心者・おひとり様も始めやすいボルダリングサポート

ボルダリングの利用料金は丸一日分。青森・岩手からのお客さんも多く、お昼を食べに一度町へ出たりと、自由な出入りで楽しんでいるそう。鹿角の新しい観光レジャースポットになりつつあるのは大きな発見!

まずは入会申込書に記入し、レンタルシューズを合わせて支払いを済ませたら、扉を開けてボルダリングスペースへ移動。

予備知識もなく、どうスタートするのか不安だったわたしにご主人のしのぶさんが丁寧に教えてくれます。初心者にとってボルダリングのマナーから教えてもらえるのは安心できるポイントですよね。

日本最高グレードを持つクライマーの室井富喜男の上級者コース

この壁の上級者コースを手掛けたのは、日本最高グレードを持つクライマーの室井富喜男氏。さらに一年に一度はすべて取り外し、洗い、配置変え。上級者でも飽きさせない工夫というこだわりはさすがです。

いざ壁を登り始めると、おふたりが後ろから声がけをしてくれました。そしてこの声がけが本当にお上手。どこに手・足を伸ばせばいいかだけではなく、「いいね、うまいうまい」「がんばれ」と良い意味であおってくれるのがうれしい!

「ボルダリングは自然と人との会話やつながりが生まれるスポーツ。お客さん同士で声をかけ合うことも多いんですよ。とくに初心者さんにはみんなよく教えてくれています」と栞里さん。
常連さんが多いと入りにくいかも…と思っていましたが、全くそんなことはなく、むしろ温かく迎えてくれるようです。(次は常連さんの多い夜の時間帯に行ってみたい!)

さて、ボルダリングは最初こそ順調に進みますが、レベルが少し上がっただけで思うように手・足を伸ばせません。さらに30分も経たないうちに腕がプルプル。1時間ほどで「も、もう限界…」とギブアップ。

「趣味ではじめたとき、出来なかったのが悔しかった。でもそれが次回へのバネになる」というおふたりの言葉を、まさに身をもって感じながら、ボルダリング初体験を終了です。それでも「ボルダリングは1回目でハマるかどうかきっぱり分かれる」と聞いていたのですが、どうやら私はハマったタイプ。

月パスで通うことを決意しちゃいました!もちろん翌朝は経験したことのないほどの「腕の痛み」で目が覚めました(笑)

アンロシェは初心者も上級者も、一見からたのしめる鹿角の新スポット

鹿角の新スポット カフェだけでも気軽に入れるアンロシェ

一見さんでもカフェだけでも気軽に入れるアンロシェは、観光地鹿角の魅力を高めてくれる存在です。カウンターに座ってオーナー夫妻との会話を楽しめば、鹿角の思い出もより濃いものに。

そしてボルダリングは体幹を鍛えるためのエクササイズとしてはもちろん、自分のペースで集中できるのでストレス発散にもなること間違いなし。気になっているなら気軽にチャレンジ!

【店舗情報】
住所:秋田県鹿角市花輪下夕町100
TEL:0186-25-8778
営業時間(木曜定休)
月・火・水・金:13時~22時
土日祝日:11時~21時
【利用料金】
登録料:1,000円
大人:1,600円(毎週水曜レディースデイは女性1,300円)
中高生:1,200円/小学生:500円
※月パス、半年パスあり
レンタルシューズ:300円
レンタルチョーク:200円
多少汚れてもいい動きやすい服装、靴下、爪を短くしていきましょう!
>アンロシェ公式HP

【この記事を書いたライター】

スコップ編集部

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