【求人情報】
ジョイタム株式会社
製造業はAIやロボット技術の導入により大量生産が可能となりました。
しかし、その中でも、AIやロボットには対応が難しい部分があります。
ジョイタム株式会社は、その部分に着目し、
「AIやロボットには対応できない『面倒で複雑な作業』と思われるその部分だからこそ
挑戦する価値がある」
そう考え、自らその部分へ挑戦し続けています。
しかしながら、その『面倒で複雑な作業』を、“ニッパー”も知らない電気部品製造未経験の方々が、
実は設備と呼ばれる設備は無い工場で、加工・製造を行っているから驚きです。
今回は、最先端技術から、テレビ等の私達の生活に身近なものを
鹿角から、手作業で加工・製造を行っているジョイタムを取材してきました。
まずは生産部部長 長田 弘男さんにお話をおうかがいしました。
機械ではできない『面倒で複雑な作業』だからこそ、人の “手” が必要なのだと、長田さんは言います。
毎日、製造現場に指示される “一品一様” の製品。
同じように見えても、使う部品、ケーブルの長さ、設置位置などがすべて細かく違ってくる。
このように、毎日、一品一品違う製品を扱った製造はやはり、
AIやロボットでの対応は不向きなので、
人がその“一品一様” の製品を手作業で組み立て・製造が行われています。
「ジョイタム株式会社」は、5G(第5世代移動通信システム)の基地局と基地局をつなぐ
光ファイバーハーネスや、主力の産業用機械関連の半導体の製造装置、
主に各種の装置の設計、部品調達、機械組立、制御盤組立、ハーネス組立、
据付工事の一連を行っていて特に制御盤の組立が中心になっている企業です。
2010年の操業開始時から、社員と一丸となって “手作業” でそれらを生み出しています。
前身の会社が、事業を閉める際、田村 功 現社長 が、リーマンショック後であり
同僚の就職先が皆無であり仲間の雇用確保のためにと、
自ら会社を興し、会社の理念は「利他の心」と「凡事徹底」にして
「ジョイタム株式会社」を立ち上げました。
「そこには、大きな苦労がありました。
その時、田村社長が掲げたのは『大量生産作業から一品一様の物づくりへの転換』、
大量生産作業はAIやロボット、アジア諸国等、価格の安いところに取られてしまうが、
『面倒くさい作業』の需要はなくならない。という考えのもと、
真逆の制作に変えてスタートしたのですから。
今まで、大量生産作業に慣れていたスタッフは、
一つ一つ手作りの手間のかかる作業に戸惑ったと思います。
しかも、ご年配の方も多く…。
ですが、田村社長がせっかく立ち上げてくれた会社を、維持していかないといけない、
自分たちの仕事を自分たちで守っていかないといけないと、頑張ってくれたのだと思います。
そして、今のジョイタムがあります。今年で11年目の会社になりました。
ただ、当時と変わらず、『泥臭い作業』を続けています。
でも、泥臭くても最先端ですね!」(笑
と、長田さんはジョイタムの事業内容と歴史について、誇らしげに答えてくれました。
ジョイタムのスタッフの割合は、女性が7割、男性が3割。
平均年齢は40代で割と高めです。
そして何よりも驚きなのは、スタッフのほとんどが『未経験』ということ。
努力家で、まじめなスタッフが多いそうですが、それだけでロボットが対応出来ないような作業を、
未経験者が行うことが、果たしてできるのでしょうか?
実は作業工程に工夫があるそうです。
「作業自体は、ほとんどが手作業という意味では、確かに面倒くさい、泥臭い作業かもしれません。
しかし、組み立て・製造の作業工程を分割して行っているので、
毎日、作るものは違えど、基本の作り方は分割されたチーム内ではほとんど一緒です。
確かに、一人で大きな制御盤を制作しようとすると250時間を要するものもあり且つ図面の読解、
電線の様々な知識、多くの技能、組立順の計画能力など、それは非常に高度な作業になりますが、
ジョイタムでは組み立て製造作業を分割して、チーム何人かで作り上げているので、
各チームで覚えるべき手順や作業内容一つ一つは、実は割と単純で複雑な作業ではありません」
一つのものを、一人で作るのではなく、
一つのものを、作業を分割して何人かで作るからこそ
一般の方でも簡単に作れる。
その仕組みと体制があるからこそ、
ジョイタムでは未経験者でも最先端部品の組み立て製造が可能なのですね!
最近では、青森の工場で30人ほど雇用をされたそうですが、
その中には、経験者は一人もいないそうです!
現在ジョイタムは、操業当時時、鹿角のみだった工場・事業所も全国に増え、
当時90名だったスタッフも、今では全社で150名の規模。
・本社・第一工場 秋田県鹿角市
・第二工場 秋田県鹿角市八幡平
・第三工場 青森県
・総合資材センター 秋田県鹿角市尾去沢
・ハーネス資材センター 秋田県鹿角市十和田
・関東営業所
全国に工場・営業所等を拡大し、現在も広く人材を募集しています。
取引先は、上場企業を主に20数社
芝浦メカトロニクス(株)・芝浦プレシジョン(株)・(株)KOKUSAI ELECTRIC・(株)日立ハイテク・
(株)東芝・東芝インフラシステムズ(株)・日本航空電子工業(株) 他
「私が10年いたから大丈夫!人が嫌だったらすぐ辞めています!!」(笑
と、にこやかに話をしてくれたのは、
入社11年目 電気ハーネスの制作部署サブリーダー 相馬まゆみさん。
ジョイタムに勤める前は、飲食・製造・接客業…いろいろな職業を1年ほどで、点々としていたそう。
入社当時は、“ニッパー” も “ケーブル” も何をどう使っていいのか分からない、
電気部品製造まったくの未経験。
そんな相馬さん、ジョイタムへ務めたきっかけは…?
「当時、子どもを保育園にあずけていたのが、9-15時という限られた時間だったので、
この時間で働けるのであれば、実は正直なんでもよかったんです。
実際、この短い時間にガッと働いてサッと帰れるので、とても助かりました」
と、即答。さらに、子育てママの相馬さんはこう続けました。
「私、人より多く休んでいると思うんです。
学校行事だったり、子どもが風邪ひいたり、急に熱出したとか…。
でも、チームリーダーはいつも嫌な顔せず「OK!」って言ってくれるし、
チームのみんなも、休みの人が居ない分サポート頑張ってくれて、とてもありがたいです」
この社風は、女性の多い職場だからこそ、子育てと仕事の両立の大変さを理解して
支え合えることはもちろん、実はこれ、社長命令でもあるそうです。
「家庭優先」は社長命令!
「会社も大事だけれども、家庭がしっかりしていないと仕事も頑張れない!
子育てや介護で、何かあるなら、いつ休んでもいいし、いつ遅刻・早退してもいい!
何の心配もないときに、めいっぱい仕事してくれればいい!」
子どもの成長につれて、徐々に就業時間を延ばし、
現在は8-17時の8時間フルタイムの勤務の相馬さん。
入社当時は、時間内にきっちりと自分の仕事が終われるようにすることが、
日々の目標だったそうですが、現在は、自分だけでなく、
チームを見るサブリーダーとして、新しいやりがいを感じているそうです。
「チームの全体の動きや生産量を把握しながら、しっかりスケジュールを管理して、
納品というチーム全体の目標が達成されたときは、嬉しいですね。
特に、大量の納品があったときは、こんなにたくさんの量をみんなで作って出荷できた!
やった!やってやったぞ!という達成感がありますね」
チーム一丸となって物事を成し遂げようとする気持ちがより一層強くなったそうです。
「最先端の技術」「電気系」「製造業」その言葉だけで、自分に勤まるのか不安に思ってしまう方も
いらっしゃるかと思いますが、実際のところはどうなのでしょうか?
「大丈夫!!だって、私もそうでしたから…!
ニッパーってなに?これで何切るの?ケーブル??って…(笑
部品の名称もわからない、まったくの未経験で入社して、先輩方に教えてもらって、
少しずつできるようになって、今ではしっかりサブリーダーとして新人教育できるぐらいになりました!
でもそれは、みんな一緒。周りみんな未経験が多いからこそ、教えあったりしています。
難しくても大丈夫、必ずできるようになります!」
そう言う相馬さんの笑顔は、未経験の不安を吹き飛ばしてくれる安心感と暖かい思いを
感じさせてくれました。
続いてお話をうかがったのは、入社4年目で図面を読解し
誰でも簡単に分かる「指示書」の作成を担当している佐藤大雅さん(24歳)です。
出身は岩手県。地元の工業高校卒業後、岩手県内の職業能力開発校で、ものづくりの技術を学び、
ジョイタムへ入社されました。
もともと、モノを作って、動かすということに興味があり、
その仕組みや成り立ちを勉強するのが楽しかった佐藤さんは、
学生時代から将来は電気系の製造業の道に進もうと決めていたそうです。
ジョイタムに入社してすぐは設計担当の部署ではなく、製造現場に配属されました。
それは、近い将来、希望の設計の作業をするにあたり現場を知っていたほうが、
いざ、配属されたときに役に立つということで配属されたものでした。
実際に昨年までは、山口県の現場に出向していたそうで、
今年から晴れて制御盤の生産技術部に異動となったそうです。
「製造の現場から、設計・指示書作成の部署に移動したのですが、
現場を体験したからこそ、分かってくるところがあります。
現場ではいつも、しっかり指示書を見て、部品を間違えないように、配線を間違わないようにと、
何度も指示書を確認して作業していました。
だからこそ今、指示書を作る立場になって、指示書をわかりやすく作ることが、
いかに大切か分かってきました。
現場の人が、作業しやすいように見やすいように、
自分たちがどれだけ分かりやすい図面・指示書を作らないといけないのか。
大変ですが、そこに今やりがいを感じています。
どこをどうすれば現場の人にわかりやすく
それでいて、自分がいかに早くつくれるようにできるのか
そういう部分にすごくやりがいを感じます」
発注元の会社によって図面の書き方やルールが違っていたり、
さらに、図面にもたくさんの種類があったり等、
先輩についてもらいながら、こういう場合はこういう風にと学びながら作っているそうです。
「分からないところは、ほんとうに丁寧に教えてくれるので、ありがたいです」
図面作成は、基本パソコンを使って作業をするそうですが、
佐藤さんは、実は今まであまりパソコンを使ったことが無かったそう。
今は、先輩に指導いただきながら、パソコンの操作や、専門のソフト(CAD)を
日々勉強しているそうです。
今まさに自分自身も学んでいるからこそ
「制御盤の作り方から設計まで、学べる会社なので、安心しておいでよ!」と
製造業を考えている人へメッセージをいただきました。
「4年間で仕事の技術だけでなく、仕事に対す向き合いかたも変わったと感じます。
社会人としても成長できた、そういうところを学べる会社でもあるし、
そういうところをきちんと教えてくれる会社です」
佐藤さんにとって、社会人として初めて入社した会社がジョイタムでした。
仕事でうまくいかないとき、仕事とどう向き合ったらよいのかなと悩むときもあったそうですが、
チームの先輩に相談にのってもらったり、
ジョイタム社内はもちろん、出向先等でのいろいろな経験のなかで、
自分はこういう風にやっていったらいいのかなと、答えを導き出せてきたそうです。
「社会人としても人間としても成長していっていると感じています」
まだまだ勉強中だけれど、もう新入社員ではない、立派な社会人としての佐藤さんがそこには居ました。
先輩の方々にお世話になったからこそ、今の自分がある。
だからこそ、人の役に立てる、会社の役に立てる人材になりたい。
と、二人は話します。
「今のチームリーダーがいたからこそ、ここまでやってくることができた。
だからこそ、チームリーダーのようになりたいと思う。
痒い所に手が届く人で、言われる前に行動できて、「ああ、よかった」って言ってもらえるような、
会社のために役に立てる人材になりたいと思っています」相馬さん
「ちゃんと指示書の作成とかゆくゆくは制御盤事態の設計も携われるように、
勉強してなるべくこの会社の役に立てるように頑張っていきたいと思っています。
先輩の方々からご指導いただいて、社会人としても、人としても成長した自分が居るので、
この会社に役立つことで、それに少しでも還元しようと思っています」佐藤さん
一人一人の人柄、スタッフの想いが、現場の雰囲気となり、社風となりそして積み上げられ、
今の『ジョイタム株式会社』という会社になったのではないでしょうか。
会社をなしているのは、まさに人、人の想いが会社をつくり、事業を動かしている。
そして、その人が居るからこその会社なのだと、
スタッフのみなさんのインタビューから強く感じることができました。
最後に、これからのジョイタムはどうあって行きたいですか?
会社理念の「利他の心」と「凡事徹底」を心におき、常に進化成長し続ける集団になりたい。
その為に一人一人が今持っている能力をフル発揮し、そこに工夫を入れ込み自己新記録を目指し、
それを達成していくことが大切だと考えています。
一人一人が自己新記録に挑んでくれたなら当然チームも新しく生まれかわり続けます。
進化成長し続ける集団になっていきたいと思っています。
そして、仕事を頂いているお客様、お世話になっている地域の皆様、
仕事上の取引に関わって下さる皆様、社員とその家族、皆々様が
心豊かな人生を送れるようになることを願っています。
企業名・団体名 | ジョイタム株式会社 |
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募集職種 | 組立作業者 電気・機械組立作業者 電気・機械設計者 生産管理者 |
雇用形態 | 正社員 |
応募資格 | 普通自動車運転免許(通勤用) |
勤務地 | 秋田県鹿角市十和田毛馬内字南陣場35(第一工場) 秋田県鹿角市八幡平字大里下モ川原200-1(第二工場) |
勤務時間 | 8:15~17:10 |
給与 | 月給146,200円~250,000円 |
休日・休暇 | 年間107日 (年度の日祝日の日数によって若干変動します) |
待遇 | ライフスタイルに合わせた働き方ができます |
採用予定人数 | 15名 |
選考プロセス | 1)履歴書を持参又は郵送してください 2)書類選考後、面接の日時について連絡します 3)面接終了後、後日結果を連絡します |
会社情報 | ジョイタム株式会社
秋田県鹿角市十和田毛馬内字南陣場35(第一工場) 秋田県鹿角市八幡平字大里下モ川原200-1(第二工場) |
電話番号 | 0186-25-8135 |
Webサイト | https://www.joytam.jp/ |