kazunogramって知ってますか？
写真を使ったSNSであるInstagramのアカウントで、鹿角の素敵な写真がたくさん載っているんです！
今回はそんなkazunogramの「中の人」に話を伺ってきましたよ♪

すべての人に見てもらいたい公開ラブレター

kazunogramは「中の人」が１人で運用しているアカウントです。
現在スタートしてから3年目に突入しました。
そんなkazunogramが誕生したきっかけについて「中の人」に聞いてみました。

「高校までは鹿角市に住んでいたんですが、卒業してから２年間東京の専門学校に通っていました。
その後鹿角に帰ってきたのですが、正直いうと鹿角に帰りたいという気持ちは全くありませんでした。あまりいい印象がなかったので」

鹿角愛を感じるkazunogramからは想像もできません！
鹿角に対するネガティブなイメージを変えるきっかけがあったのでしょうか？

「友人に誘われて、とある鹿角の地域団体に参加してみたんです。
そこで鹿角が好きな人たちや鹿角での暮らしを楽しんでいる人たちとたくさん出会ったことで、少し気持ちに変化が出てきたんです。
また何度か遊びに行っているうちに、そのつながりで移住コンシェルジュの人たちとも仲良くなって。
移住コンシェルジュの人たちからは、他の地域と比べたときの鹿角のいいところなんかも教えてもらったりして。
そういう鹿角を好きな人たち、鹿角で生活している人たちの生の声を聞いていたら、それまで退屈だと思っていた鹿角も悪くないかもしれないなって思えてきたんです」
なるほど！そういうきっかけで鹿角に対する印象が変わったんですね！

「そういうのに刺激を受けて、『鹿角って面白いかもしれないな』『自分たちでどうにかすれば面白くできるんじゃないかな』『この面白さをもっと広めたいな』って思って。
そこでもともと好きだった写真を活用して、鹿角のなんとなくあったかくて、なんとなく心地良くて、なんとなく優しい雰囲気に目を向けた、写真ギャラリーとしてのインスタアカウントを作ったんです。それがkazunogramです。
けっこう軽い気持ちで作ったんですが、今はフォロワーが900人を超えたのでドキドキしています（笑）」

900人ってすごい人数ですね！

「kazunogramは『鹿角の人も、【鹿角】の読み方さえも知らない人にも、全ての人に見てほしい、私の思いを込めた公開ラブレター』っていうのをコンセプトにしています。
フォロワーの人たちもみんな鹿角好きなので面白いですよ」

鹿角の人や生活を意識した写真

「kazunogramで活動しているとDMが届くこともあるんです」
と中の人。
「地元の人から『今ここの桜が見頃ですよ』とか『ここの景色いいですよ』といった情報が届くんです。

そのうちの一つに花輪高校の生徒からきたDMがあって。
『花輪高校から見る夕焼けが綺麗なので撮って欲しい』というメッセージだったのですが、実際に行ってみたらすごい綺麗だったんです！
花輪高校生だからこそ知っている景色なんだなって」

一方的に発信するのではなく、Instagramを通じて交流が生まれているんですね。
他にも何か続けていてよかったことはありましたか？

「この前鹿角でいちご狩りに参加した時に『私が鹿角グラムの中の人です』と自己紹介したら『フォローしてます！たくさんの人が見てると思いますよ、頑張って続けてください！』と言ってくれた人がいたんです。
初めて会った人から直接言われたというのが、すごい感動的で嬉しかったですね」

kazunogramを運用していく上で意識していることはありますか？

「人の生活を感じるような写真を撮ることにはこだわっています。
絶景もいいんですけど、鹿角の良さは人々の生活だったり当たり前の日常にこそあるなと思っているので、それを意識して撮っています。
あとはなるべく山を入れる構図で撮影するようにしています。
鹿角は四方を山に囲まれていて、人々の生活の中にも山が溶け込んでるんです。
だから山を入れると鹿角らしさが出てくるので、そこを意識していますね」

若者の居場所作り

最後に今後の展望についてお聞きしました。

「今までは街並みだったり景色だったり美味しいお店なんかを中心に撮っていたんですけど本当はもっと鹿角の人を撮りたくて。
老若男女問わずもっと人の生活の中に入った写真が撮りたいんです。
けど鹿角の人は恥ずかしがり屋が多くて、今まで撮らせてもらえませんでした。
けど、これからはもっと鹿角の人や生活を意識した写真を撮っていけたらなあと思っています」

「それと若者の居場所を作ってあげたいと思っています。
高校生の女の子が『鹿角に若者の居場所が少しずつ出来てきて嬉しい』っていってくれたことがあったんです。
多分コモッセとかカフェができたことだと思うんですけど。
その意見がすごく健気だなって思って。
私たちのことを思い出してみても、昔はこういう場所が全然なかったですよね。
そうなると鹿角に居場所がないっていう気持ちになって、高校生の時の私みたいに鹿角から出て行きたいって思ったりするんですよね。
だからkazunogramは、自転車とか徒歩の範囲外にも鹿角にはいい場所がいっぱいあるんだよってことを伝えたいなって気持ちもあって。
kazunogramで若者の居場所を作れれば、鹿角に帰りたいなって思う人も増えるんじゃないかなって思っています」

SNSを飛び出して、リアルの世界のことまで先を見据えるkazunogram。
ぜひフォローして鹿角の魅力を感じてみてください！

kazunogramアカウント：@kazunogram_