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鹿角の特産物!「かづの北限の桃」
2019.02.04
みなさんは「北限の桃」という鹿角のブランド桃を知っていますか?
桃といえば夏!というイメージですよね。
でもじつは、この「北限の桃」が出荷されるのは秋なんです。
本州でもっとも遅い時期に出荷されるため’北限’の名がつけられました。
「北限の桃」が商標登録されたのは、平成15年。
出荷量の点で、7~8月では山梨県などにはどうしても勝ち目がありません。
その理由から、出荷する時期を遅くしているのです。
「北限の桃」は、秋になってもおいしい桃が食べられると、人気です。
取材した果樹農家の山本喜代宏さんは、桃の木を80本を植えています。
私たちも実際に入ってみましたが、木の多さに圧倒されました。
平成5年に5haから栽培を開始し、現在では67haまで拡大を広げました。
さらに今後の目標は100haまで拡大することです。
主な品種は「川中島白桃」。
「あかつき」という品種から花粉を取り、
人工授粉機を使うことで効率を上げています。
1本の木から取れる桃が取れる量は
幹の太さ70cm×7個=490個の計算だそうです。
1個350gだとすると、だいたい1本から約1tの桃が取れます。
しかし、出荷時期に雨が一気に降ると水分を含んでどんどん実が膨らみ、
割れてしまいます。
出荷ができない桃は約2割あります。
その桃は、ジュースや缶詰などの加工商品になります。
雪害に関しては、りんごよりもひどいです。とてもデリケートなフルーツです。
連作障害を防ぐためには、木を約20年で植え替え、
根元から1mくらいは枝分かれを防ぐ必要があります。
想像以上に大変な作業で収穫される「北限の桃」は、
じっくりと時間をかけて熟された甘みたっぷりのおいしい桃です。
ぜひ食べてみてください!
【この記事を書いたライター】
福島 和・米田 礼羅
私たちが新たにインスタと桃について調べました
そんな私たちが鹿角の魅力を伝えます。
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