秋田県の夏を彩る鹿角の花輪ばやしが今年も開催されました。

2019.08.22

今年も鹿角の夏を代表するお祭り、
花輪ばやしが開催されました。

国の重要無形民俗文化財、
ユネスコ無形文化遺産に登録されている花輪ばやしは
2日間にわたり威勢のいいお囃子を町内に響かせます。

晴天でとても気温の高いなかスタートした花輪ばやし。


暑すぎて参加者の体調も気になるところでしたが、
1日目の夜からは雨が降り始めました。
そのまま2日目は朝からどしゃ降りでどうなることかと思いましたが、
屋台が町内から駅前に動き出す時間には雨もすっかり上がり、
一気に祭りの空気に。

鹿角の若者たちは豪華絢爛な屋台で花輪のまちを練り歩き、
時に威勢よく、時に厳かに表情を変えるお囃子で、
鹿角の夏を彩りました。


お囃子はどの町内もほとんど同じなはずなのですが、
聞いてみると町内ごとに全然違うお囃子に聞こえるのがおもしろいところ。

「ここの町内は元気があるけど、一番うまいのはあそこの町内。
でも品格を感じるのはあっちの町内かな?」
というように教えてくださった人がいましたが、
同じお囃子でも町内ごとに表情が違うんですね。

きらびやかな屋台にも町内それぞれで特徴があり、
お囃子と合わせてお気に入りの町内がある観光客の方もいらっしゃるとのこと。


鹿角市民だけでなく秋田県内外から多くの人が訪れる花輪ばやし。

花輪ばやしは毎年8月19・20日に開催されますので、
今年見に来られなかったという方も
ぜひ来年は見に来てみてください。