鹿角の魅力は？と聞かれれば、
祭り、温泉、きりたんぽ……
と枚挙にいとまがありませんが、
一番の特徴は
「四季折々の美しさがある」
ということだと思います。

季節ごとに変化する鹿角の魅力を
映像で発信しているのが
Kazuyuki Kawamataさんです。

これまでYouTubeで
『Kazuno Film Spring』
『Kazuno Film Summer』
2本の映像を公開していましたが、
10月27日に3本目の映像
『Kazuno Film Autumn』
を公開しました。
（映像は記事の最後！）

実は今回、『Kazuno Film Autumn』の撮影に
密着取材をしてきました！

ということで今回は
メイキングの様子をお届けいたします。

制作は個人＆ボランティアで

Kazuyuki Kawamataさんは鹿角市出身。
普段は東京でお仕事をされていますが、
故郷の魅力を発信しようと
季節ごとに鹿角に帰ってきて
個人で映像制作をしています。

Kazuyukiさんに、なぜこの活動を始めたのか伺いました。

「やっぱり鹿角っていう街が好きだからですね。
子どもの頃は当たりだと思っていた景色でしたが、
大人になって他のいろんな土地の景色を目にするようになって
はじめてその良さに気付いたんです。
四季それぞれの魅力が街の隅々までいきわたっている。
こういう場所って意外と少ないんですよ。
映像制作をするようになった時から
鹿角の四季を映像に残したいという思いは
ずっと持っていました。」

「初回の春版は本当に趣味程度の気持ちで始めたんですが、
いざ撮影してみると自分の知らなかった鹿角の魅力が
どんどんと見えてきたんですね。
夏版は事前に鹿角の様々な方を紹介していただけたので
春版と比べて鹿角の魅力をかなり引き出せた気がします。」

撮影のスタッフや出演者は
地元の友人や活動に共感してくれた人たちが
すべてボランティアでお手伝いしているそう。

「今のところは毎回ほぼ違うメンバーで撮影しています。
ドライバーやアテンド、モデル、スチール……。
鹿角への滞在期間を考慮すると
1日ですべて撮影しなければならないですし、
それぞれのスケジュールの都合もあるので
なかなか毎回同じメンバーでとはいかないんです。
でもその分、その日参加してもらった人たちには
心から撮影を楽しんでもらえるように心がけています！」

今回はモデル、スチール撮影、アテンドとして
地元住民がスタッフとして協力してくれました。

「これは制作時に大切にしていることなのですが、
基本的に僕は１日友達と遊んでる感覚で
ふざけながら撮影をしているんです。
夏版からモデルさんをいれて制作しているのですが、
できる限り素の表情が欲しいので
なるべく自由にしてもらっています。
スマホを使って遊んでいてもいいし、
おしゃべりしていてもいいしって感じです。
あえて演出をしないことで
鹿角の魅力がダイレクトに視聴者へ伝わるんです。」

そんなKazuyukiさんのお話を聞いたところで
わくわくしながら取材へ同行します！

十和田湖は穴場スポットが目白押し！

最初に向かったのは十和田湖。

まずは美しい景色が観光客にも人気の発荷峠へ。
モデルさんが自由に楽しむ様子を
カメラにおさめるKazuyukiさん。

発荷峠から十和田湖の雄大さが撮影できました。

発荷峠の次は大川岱へ。

ここは芝生が気持ちよく、
休日には親子が遊ぶ姿も見られます。

紅葉も始まっており
秋らしい映像が撮影できたようです。

ヒメマスの遡上が始まっており
釣り客も大勢集まっていました。

場所を大川岱から移して生出へ。
ここでは湖畔で撮影です。

ここには岩石の関係で
水中がエメラルドグリーンに見えるポイントがある
ちょっとした穴場スポットです。

浜辺の映像もしっかり収録！

八幡平から関善酒店へ

十和田湖に別れを告げ、
次に向かうのは八幡平！

到着したのは紅葉の定番撮影スポット、大沼です。
紅葉も見頃で観光のお客さんもいっぱいでした。
観光客のみなさんを邪魔しないように撮影。

撮影しながらではありますが、
すっかり秋の八幡平を満喫してしまいました。

八幡平を下山中、監督のインスピレーションが！
「秋の稲穂を撮ろう！」

やはり鹿角の秋と言えば稲の収穫。
しかし道中見える田んぼは
どこも稲刈りが終わっている模様。
移動しながらあちこち探しまわったところ、
谷内で稲刈り前の田んぼがありました！
しかも日が落ち始めて幻想的な風景に！

鹿角の秋は収穫の秋！
それを象徴するような映像が撮影できたみたいです。

最後は旧関善酒店での撮影。

趣ある建物での撮影に、
疲れも忘れて楽しんでいました。

朝から実に10時間。
秋の鹿角を満喫しつつ撮影を終えました。

すっかり楽しんだ様子のスタッフにKazuyukiさんは
「1日の終わりに今日は楽しかった！って
言ってもらえることが本当に嬉しいです！」
と満足気でした。

秋の鹿角は見所満載！

ということで完成した映像がこちら！

大沼のような有名な紅葉スポットから
大川岱や生出のような穴場スポット、
田んぼのように鹿角の生活に溶け込んでいる場所に
旧関善酒店のような地元住民が意外と行かない建物。

様々な視点から鹿角を捉えた撮影でした。

Kazuyukiさんは言います。
「僕にとって映像はつながりを作るためのツールなんです。
このツールを使って僕は鹿角のいろんな人と
つながりを作ることができました。
これからリリースするものも含めた僕の映像が
誰かと誰かを、そして誰かと鹿角を
つなげられるツールになってくれれば嬉しいです。」

Kazuno Filmは
鹿角を知らない人も、
鹿角を離れた人も、
鹿角に住んでいる人も、
誰もが楽しめるような映像になっています。

冬はどのような映像になるでしょうか？
今から楽しみです！